米機
べいき
名詞
標準
文例 · 用例
欧洲に於いてはナチスの全滅、東洋に於いては比島決戦についで沖縄決戦、米機の日本内地爆撃、僕には兵隊の作戦の事などほとんど何もわからぬが、しかし、僕には若い敏感なアンテナがある。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
N君は継ぎはぎだらけのコール天の上衣を着て、目まぐるしく廻転する巨大な精米機の傍に、両腕をうしろにまはし、仔細らしい顔をして立つてゐた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
米機B29の編隊は、三日にあげず何十機も頭上にきて、爆弾と焼夷弾の雨をふらせ、あるいは悠々と偵察して去る。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
昭和十九年十二月七日海野 十三 これまでのことを簡単に◯昭和十九年十一月一日に、米機の初空襲があった。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
十二月十六日◯珍らしく昨夜は米機きたらず、したがって起きずに済んだ。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
◯米機、明日よりわが本土に監視飛行を開始する。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
◯三十日以来、米機うるさく屋根の上を飛びまわる。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
誰も居ないらしくしんとしてゐて、土間隅の精米機が埃にまみれて、ベルトがたるみ切ってゐる。
— 金田千鶴 『夏蚕時』 青空文庫