眇眇
びょうびょう
形容詞-たる副詞-と
標準
slight
文例 · 用例
されば「東行西行雲|眇眇。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
されば「東行西行雲眇眇。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
さればこそ、無限の空間のうちに、眇眇たるうつせみの一身を歩ませ、起るところなく、終るところなく、時間の浪路を、今日も、昨日も、明日も、明後日も、歩み歩み歩ませられて尽くることなき、旅路になやむ人にとっては、「鈴慕」の音節ほど、人間の脳を根本から振り動かして泣かせるものはないのです。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
村の方では、遠吠の犬がびょうびょうと鳴くし、丑満の鐘。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
ほッと息をすると、びょうびょうと、頻に犬の吠えるのが聞えた。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
うう、と唸る、びょうびょう歯向く。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
四 表は無論もう九ツすぎで、このあたり唯聞えるものは、深夜の空にびょうびょうと不気味に吠える野犬の唸り声のみでした。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
四 表は無論もう九ッすぎで、このあたり唯聞えるものは、深夜の空にびょうびょうと不気味に吠える野犬の唸り声のみでした。
— 第一話 旗本退屈男 『旗本退屈男』 青空文庫
作例 · 標準
風に揺れる木の葉の音は、眇々として耳に届いた。
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眇々たる変化だが、彼の研究は大きな進歩につながった。
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遠くの灯りが眇々として見え、そこに人の営みがあることを示していた。
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