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手盛り

てもり
名詞
1
標準
helping oneself to (food or other objects)
文例 · 用例
男子の任官というものも、全く藤原氏の権力者のお手盛りであったから、下級官吏達の生涯は、始めから終りまで不安定で、一旦藤原氏の機嫌をそこねたら、任官も覚束ない者が多かった。
宮本百合子 私たちの建設 青空文庫
彼は飯櫃を自分の方へ引寄せて、手盛りでノンキにやった。
島崎藤村 新生 青空文庫
手盛りで喰べた後の茶碗と小皿とは、學校とこの隱居と村に唯二つしかないポンプ井戸から汲んだ清水で洗つて、丁寧に拭き込んだ八寸の膳とともに、戸棚の中に納つた。
上司小劍 太政官 青空文庫
いつも飯櫃は出し放し、三度が三度手盛りでやるに引きかへ、斯うして人に給仕して貰ふといふは、嬉敷もあり、窮屈でもあり、無造作に膳を引寄せて、丑松はお志保につけて貰つて食つた。
島崎藤村 破戒 青空文庫
」 それをお民が半蔵に言うと、降蔵は遠慮なく頂戴というふうで、そこに腰掛けたまま飯櫃を引きよせ、おりからの山の蕨の煮つけなぞを菜にして、手盛りにした冷飯をやりはじめた。
第一部下 夜明け前 青空文庫
若しくは手をつけてもこれほど焚き立ての飯のやうにふつくりと手盛りには出来なかつたのだ。
室生犀星 俳句は老人文学ではない 青空文庫
話しは変るが、東京市会が本年度の予算編成に際して、市会議員の歳費千二百円を三千円に増額お手盛りしようとした事実を、読者はここで思い出して欲しい。
戸坂潤 社会時評 青空文庫
お茶漬の支度をさせて手盛りで一枚だけサラサラと掻きこんだ。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫
作例 · 標準
ビュッフェ形式の食事なので、各自手盛りでどうぞ。
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彼の提案は、自分の利益ばかりを考えた手盛りだ。
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お祭りの屋台では、好きなだけ手盛りできるフランクフルトが人気だった。
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