古狐
ふるきつね異読 ふるぎつね
名詞
標準
old fox
文例 · 用例
さっきも云う通り、今夜の怪物は化け猫に古狐だ。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
あれよあれよ、古狐が、坊主に化けた白蔵主。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
何とぞ、貴女の、御身からいたいて、人に囃され、小児たちに笑われませぬ、白蔵王の法衣のこなし、古狐の尾の真実の化方を御教えに預りたい……」「これ、これ、いやさ、これ。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
この古狐め」 左内は刀をぬいてまっしぐらに追ってゆくと、声はそれっきりで絶えた。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
「なんでもここらに棲んでいる古狐の仕業だそうです」「ここらに悪い狐が棲んでいるのかえ」「今までそんな噂を聞いたこともありませんが、このあいだの晩、自分から名乗ったそうで……。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
これにはみんなも又おどろかされて、大勢の人達を呼びあつめて立会いの上でよく検査すると、彼はどうしても人間でない、たしかに古狐であるということが判ったのです。
— 岡本綺堂 『火薬庫』 青空文庫
由来、火薬庫の付近には古狐がたくさん棲んでいると伝えられているのですが、その狐が何かのいたずらをするつもりで、かえって哨兵に突き殺されたのだろうというのです。
— 岡本綺堂 『火薬庫』 青空文庫
大尉の家から出たのは人間の葬式ではない、かの古狐の死骸を葬ったのである。
— 岡本綺堂 『火薬庫』 青空文庫
作例 · 標準
あの政治家は政界の古狐と呼ばれており、どんなピンチも狡猾に切り抜ける。
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彼はただの好々爺に見えるが、商売となると油断ならない古狐だ。
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社長は経験豊富な古狐で、ライバル企業の動きを常に先読みしている。
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