方路
ほうろ
名詞
標準
文例 · 用例
その不可解の一瞥に、蒼ざめた北方路線がまざまざと牽かれるのを、己は視たのだ。
— 逸見猶吉 『逸見猶吉詩集』 青空文庫
夕方路地を入つた人間を一々覺えて居る人はあるまいから訊いても無駄だ。
— 佛喜三郎 『錢形平次捕物控』 青空文庫
夕方路地を入った人間をいちいち覚えている人はあるまいから訊いても無駄だ。
— 仏喜三郎 『銭形平次捕物控』 青空文庫
弦之丞様のあとを慕って、木曾街道から上方路へ――」「なんだか、私の目の前が、急にほんのりと明るくなったような気がする……。
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
どうして急にそんなことを仰っしゃるのですか」「でも、呉侯の追手は前後に迫ってくるし、周瑜もそれを励まして、百方路をふさいでいる。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
上方路を経て来た眼のせいか、甲府の女は肌があらいと思ったが、この女は、一見してそうでなかった。
— 吉川英治 『八寒道中』 青空文庫