細長
ほそなが
形容動詞
標準
文例 · 用例
一般に非現実性、理想性を客観的に表現しようとすれば、いきおい細長い形を取ってくる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
細長い形状は、肉の衰えを示すとともに霊の力を語る。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
精神自体を表現しようとしたグレコは、細長い絵ばかり描いた。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
ゴシックの彫刻も細長いことを特徴としている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
我々の想像する幽霊も常に細長い形をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
またそれに関連して、横縞は左右に延びて場面の幅を広く太く見せ、縦縞は上下に走って場面を細長く見せる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
格子縞はその細長さによってしばしば碁盤縞よりも「いき」である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
おおその時、その時、その破壞された家の下から、どんな一つの物悲しい言葉が聽えてくるか――一つの怪奇な木偶の靈魂は、かれの細長い舌を以てすら「幽冥に於ける思想」を語るであらう。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫