心法
しんぽう
名詞
標準
文例 · 用例
――これは、可心法師が、末森の古戦場――今浜から、所口(七尾)を目的に、高畑をさして行く途中です。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
――可心法師は、それから徒歩で、二本松で雨に悩み、途に迷い、情あるお婆さんに導かれて後、とぼとぼと高畑まで辿り着く。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
可心法師の大願によって、当時、北国の名工が丹精をぬきんでた、それが明神の神像でした。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
すぐれた気品は表現以上の心法の鍛錬から来る。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
そうしてそれが心法にもかなったものでしょう。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
それであるからして乙骨医師が、内心法水の鋭敏な感覚に亢奮を感じながらも、表面痛烈な皮肉をもって異議を唱えたのも無理ではなかった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
」 円明流から分派して自流を樹て、江戸下谷は練塀小路に、天心法外流の町道場をひらいている弓削法外、柿いろ無地の小袖に、同じ割羽織を重ね、うなずくたびに、合惣にとりあげた銀髪が、ゆさゆさと揺れる。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
ただし六塵の中の「法塵」は、意根の対象となるもので、嬉しいとか、悲しいとか、憎いとかかわいいとかいう精神上の作用(心法)をいったものです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫