江戸者
えどもの
名詞
標準
true Tokyoite
文例 · 用例
「武士は食わねど高楊枝」の心が、やがて江戸者の「宵越の銭を持たぬ」誇りとなり、更にまた「蹴ころ」「不見転」を卑しむ凛乎たる意気となったのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
三人はみな江戸者で、江の島参詣とひと目に知れるような旅拵えをしていた。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
ことしのお開帳を当て込みに、自分が心棒になって休み茶屋をはじめ、近所の娘を手伝いに頼んでいるが、主人が江戸者で客あつかいに馴れているので、なかなか繁昌するという。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
江戸者は詰まらない贅沢を云っていけませんよ」 こんなところから口がほぐれて、半七と鳥さしとは打ち解けて話し出した。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
紋作はその頃二十三、冠蔵は二十八で、どっちも同じ江戸者でした。
— 人形使い 『半七捕物帳』 青空文庫
そんな風ですから、田の草を取っている在所の娘さん達とは自然と肌合いも違いましょうし、その上に両方とも江戸者同士ですから、六三郎とも調子が合って、話もだんだんに面白くなって来たんですね。
— 岡本椅堂 『子供役者の死』 青空文庫
ほかならぬ江戸で御評判の御殿様、同じ江戸者のよしみに御助け下さらばしあわせにござります。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
素直に退かばこの隠密とても江戸者じゃ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生粋の江戸っ子で、いかにも江戸者らしい気っ風の良さを持っている。
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昔ながらの銭湯に入ると、湯加減について粋な江戸者が談笑していた。
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「まあ、そういうことを気にするのは、いかにも江戸者だな」と友人は笑った。
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