晴曇
せいどん
名詞
標準
fine weather and cloudy weather
文例 · 用例
強いて云えば天気の晴曇や日常の支障というような偶然の出来事のために一日早く見付けるかどうかという事が問題になるだけであろう。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
借りたか、攫つたか未だ審ならずであるが、本望だといふのに、絹糸のやうな春雨でも、襦袢もなしに素袷の膚薄な、と畜生め、何でもといつて貸してくれた、と番傘に柳ばしと筆ぶとに打つけたのを、友だち中へ見せびらかすのが晴曇りにかゝはらない。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
借りたか、攫ったか未だ審ならずであるが、本望だというのに、絹糸のような春雨でも、襦袢もなしに素袷の膚薄な、と畜生め、何でもといって貸してくれた、と番傘に柳ばしと筆ぶとに打つけたのを、友だち中へ見せびらかすのが晴曇りにかかわらない。
— 遺稿 『遺稿』 青空文庫
柿もたわわに村一番の物持の屋敷で・灯影が水に、落葉する樹もありて・バスト汽車と寒い灯が灯が走りくる・ふけて戻ればたどんがひそかに燃えてゐた 湯田一句追加・山山もみづりそのなかよい湯のわくところ・しぐれてはそこらで山羊のなく変電所 十一月八日晴曇さだめなくしぐれる、いはゆる秋の空だ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
一月三十一日 晴曇、ずゐぶん冷たい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
昨夜の豪雨も今日の晴曇も解らないほど飲んで飲んで、そして倒れた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
井手君に・待ちきれないでそこらまで夕焼ける空・柱いつぽんをのぼりつくだりつ蟻のまいにち・ひるねの夢をよこぎつて青とかげのうつくしさ(松) 改作・ひとりとんでは赤蛙(松) 改作・暮れるとやもりが障子に恋のたはむれ 七月十九日 晴曇。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
……物そのもの八月三十一日 晴曇。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
初春の山の天気は極めて変わりやすく、わずか数時間の間に晴曇が激しく入れ替わり、登山者を翻弄した。
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今日の天気予報は「晴曇」となっているので、厚手の洗濯物を外に干したまま出かけるのは少し勇気がいる。
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家族旅行中の空模様はずっと晴曇の繰り返しだったが、しっとりとした曇り空の景色もまた趣があって楽しめた。
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