来表
らいひょう
名詞
標準
文例 · 用例
知ることが認めることであるのは物が元来表現的なものであるためである。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
元来表現ということ自身が、自分自身を対手と見做した報道現象なので、もしそうでなければ言葉による表現である文学乃至文芸程無駄なものはない筈だ。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
これが元来表現報道現象なのだから、一切の文化が表現され報道され得る限り、一切の文化はジャーナリスティックな本質を持っている。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
処が元来表象(表象という概念ではない)とは例えば概念が概念そのものとしてあるように形式的――実質的に対して――であるのではなくして、表象内容(表象という概念内容ではない)を有っていなければならない。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
即ち、朝鮮使節はあゝ言つて帰つたけれども、彼等は元来表裏常ならぬ国柄であるから、果して本心から道案内に立つかどうか分らない。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
この計画――我々程度の調査隊では試験的にしか実行できなかった――こそ、来るべきスタークウェザー=ムーア調査隊が追試しようとしているものなのだ、我々が南極から帰投して以来表明している警告を無視して。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫