岩質
がんしつ
名詞
標準
文例 · 用例
「岩質が堅牢だから大丈夫だ。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
珍らしいことにはその水で洗われた肌には中生層の岩質が一部見られるとのことであります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
珍しいことにはその水に洗われた肌に中生層の岩質が一部見られるとのことであります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
赤熱した岩片が落下して表面は急激に冷えるが内部は急には冷えない、それが徐々に冷える間は、岩質中に含まれたガス体が外部の圧力の減った結果として次第に泡沫となって遊離して来る、従って内部が次第に海綿状に粗鬆になると同時に膨張して外側の固結した皮殻に深い亀裂を生じたのではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
岩質脆くして片碎せるもの堆積す。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
はかどらなかった難工事も稍緒に就いて、前年の暮一ぱいに港内の掘りさげが終ったので、最後の工事になっている岩礁を砕きにかかったところで、思いの外に岩質が硬くて思うように砕けなかった。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
谷を隔てて黒い岩質の山が微かな夕の光を反射させている。
— 吉江喬松 『木曾御嶽の両面』 青空文庫
谷を隔てゝ黒い岩質の山が微かな夕の光を反射させてゐる。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫