画房
がぼう
名詞
標準
artist's studio
文例 · 用例
金目黐垣の抽き過ぎて出た芽を、二つ三つ摘み捨てゝ、松材の門の扉に手をかけ乍ら桂子が振り仰ぐと、「程君画房」といふ新しい標札がかゝつてゐる。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
またお医者でも代へて見て、さうむやみに命を諦めちまふものでもありません」といつて画房を出た。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
この画房は椿岳の亡い後は寒月が禅を談じ俳諧に遊び泥画を描き人形を捻る工房となっていた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
椿岳の伝統を破った飄逸な画を鑑賞するものは先ずこの旧棲を訪うて、画房や前栽に漾う一種異様な蕭散の気分に浸らなければその画を身読する事は出来ないが、今ではバラックの仮住居で、故人を偲ぶ旧観の片影をだも認められない。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
二十年前までは椿岳の旧廬たる梵雲庵の画房の戸棚の隅には椿岳の遺作が薦縄搦げとなっていた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
・散つたり咲いたりやうやう逢へた (この句は雄和尚にあげたいと思ふ)四月八日 曇、春樹画房。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
印象の種類から云えば、まるで其等のものとは異いますが、先達て中、二科にあった「懶画房」?
— 宮本百合子 『外来の音楽家に感謝したい』 青空文庫
その後の十一月の末、私はまた河田博士と共に青楓氏の画房を訪うた。
— 河上肇 『御萩と七種粥』 青空文庫
作例 · 標準
画家は新しい絵の具を画房に並べ、次の作品の構想を練っていた。
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彼の画房は、絵の具と溶剤の独特な香りに満ちていた。
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この静かな画房で、数々の傑作が生まれ、世に送り出されてきた。
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彼女は週末になると、自宅の画房にこもり、ひたすら筆を動かしている。
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