言い宥める
いいなだめる
動詞
標準
文例 · 用例
若い技師の道楽半分に建ててくれた文化住宅の日本風の座敷に、何を感違いしたのか、床柱が一方にしかないのが不思議だと言って、怒り出した妻を、言葉優しく言い宥めるくらいの寛容と愛情に事かかない彼だったが、田端時代になって愛の破局が本当にやって来た。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
庄助なら半蔵の気に入りで、万福寺境内からも彼を連れ戻って来たように、この場合とても彼を言いなだめることができようということで。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
「ナニ、そういうつもりで老女殿が三千石と言ったのではあるまい、何か他に意味があることであろう」と言いなだめる者もありました。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫