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一切り

ひときり
名詞
1
標準
pause
文例 · 用例
自分も陳列所前の砂道を横切って向いの杉林に這入るとパノラマ館の前でやっている楽隊が面白そうに聞えたからつい其方へ足が向いたが丁度その前まで行くと一切り済んだのであろうぴたりと止めてしまって楽手は煙草などふかしてじろ/\見物の顔を見ている。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
ポチは朝起だから、もう其時分には疾くに朝飯も済んで、一切り遊んだ所だが、私の声を聴き付けると、何処に居ても一目散に飛んで来る。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
夕方は用が有るから、三人ばらばらになって、私はランプ配りやら、戸締りやら、一切り立働いて、例の通り部屋で晩飯を済すと、また身体に暇が出来た。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
しかしこの墓参りを一切りとして身体を休めたいと考えるほど、人知れず制えに制えて来た激しい疲労を感じていた。
島崎藤村 新生 青空文庫
それには彼は今までのように一週に一度の手伝いも一切りとし、用事でもある時に通って来て貰うことにして、手の療治を専心に心がけさせたいという話をして彼女を慰めようとした。
島崎藤村 新生 青空文庫
彼らは、もし絶対に必要の度を越えて万一切り取るようなことがあると、これを恥とした。
茶の本 茶の本 青空文庫
それがね、一寸|一切り仕事が切れたものですからそんな風にお米も買へないんですよ。
與謝野晶子 女が来て 青空文庫
あなた方のやうに水つぽくて一切りでさくと行くんでなくちやあ。
久米正雄 手品師 青空文庫
作例 · 標準
長いスピーチの途中、彼は一切り言葉を挟んだ。
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激しい議論が一切りつき、会場は静まり返った。
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疲れた時は、仕事の合間に一切り入れて休憩するのも大切だ。
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