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舞い上る

まいあがる
動詞
1
標準
文例 · 用例
痕を残さない、濃さと淡さの碧が、谷から舞い上る霧のほむらに、ぬらりと光る。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
フツ、フツと、柔くて、しかも鋭敏な音を立てて霧――雨が来た、偃松も、岩も、山も、片ッ端から白い紙になって、虚空に舞い上る
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
倒れながら屹とその面を上げると、翼で群蝶を掻乱して、白い烟の立つ中で、鷲は颯と舞い上るのを、血走った目に瞶めながら少年は衝と立った。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
颯と風が吹きおろしたと思うと、積雪は自分の方から舞い上るように舞上った。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
焔は坂の真上から容赦なく舞い上る
夏目漱石 永日小品 青空文庫
七巻八巻織りかけたる布帛はふつふつと切れて風なきに鉄片と共に舞い上る
夏目漱石 薤露行 青空文庫
後ろは切岸に海の鳴る音を聞き、砕くる浪の花の上に舞い下りては舞い上る鴎を見る。
夏目漱石 幻影の盾 青空文庫
殖えた火の粉は烟|諸共風に捲かれて大空に舞い上る
夏目漱石 幻影の盾 青空文庫
舞い上る(まいあがる) — 幻辞.com