幻辞.com

綾取り

あやとり
名詞
1
標準
cat's cradle
文例 · 用例
」と土足のまま無体に推込む、座敷の入口、家令と家扶は襷を綾取り、袴の股立掻取りて、大手を広げて立塞り、「汝、昼盗賊狼藉者。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
するうち百合子が起きだしさうにしては、仰向きに寝たまゝ丸い目をして綾取りに熱中しはじめた。
徳田秋聲 二人の病人 青空文庫
周「コレ待て賊」 といいながら追掛けて出る処へ、音羽小三郎の二人は襟を十字に綾取り、端折を高く取り、上締をしめ、小長いのを引抜き物をも言わずツカ/\と進んでまいり、今八橋周馬が敷台口へ下りようとする前に立塞りました。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 青空文庫
そうかと思うと一人の女は、鬱金の手拭いで鉢巻をし、赤い襷を十字に綾取り、銀色の縄で熊を結え、それを曳きながら歩いて行く。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
「平次」「ハイ」「物事は程を越してはならぬぞ」「存じて居ります」「致し方もないことぢや」 後閑武兵衞が手を上げると、それが合圖だつたものか、「――」 後の襖がさつと開いて、四十五六の武家が一人、襷を十文字に綾取り、六|尺柄皆朱の手槍をピタリと付けて、ズイと平次の方に寄ります。
迷子札 錢形平次捕物控 青空文庫
五日目の晩は、床の上へ雛のように並んで坐って、肩と肩とをもたれ合せ乍ら、二人は真紅の紐で綾取りをして居たのです。
第三夜 お化け若衆 新奇談クラブ 青空文庫
床の上に桜子と押し並んで坐ったのは、見も知らぬ美しい若衆、肩と肩と、頬と頬と触れるばかりに、真紅の紐で仲|睦まじく綾取りをして居るではありませんか。
第三夜 お化け若衆 新奇談クラブ 青空文庫
「平次」「ハイ」「物事は程を越してはならぬぞ」「存じております」「致し方もないことじゃ」 後閑武兵衛が手を上げると、それが合図だったものか、「…………」 後ろの襖がさっと開いて、四十五六の武家が一人、襷を十文字に綾取り、六尺柄皆朱の手槍をピタリと付けて、ズイと平次の方に寄ります。
迷子札 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日綾取りについて考えている。
綾取りという言葉は日本語で重要だ。
彼は綾取りの意味を理解している。
この文には綾取りが含まれている。