人を陥れる
ひとをおとしいれる
表現動詞-一段
標準
to entrap a person
文例 · 用例
言葉などどうでもよいというは、心に比ぶればはなはだ軽少なりとの意でなく、心そのものを無視して言語はどうでもよいと言い、厭味たっぷりの文句や人を陥れる言い振り、人に無礼する語を用いることはなはだ慎むべきことである。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
しかし今の世の働きのあると云う人を拝見すると、嘘をついて人を釣る事と、先へ廻って馬の眼玉を抜く事と、虚勢を張って人をおどかす事と、鎌をかけて人を陥れる事よりほかに何も知らないようだ。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
存在していないのにその様な言葉で人を指すのは、たとえば、唯単に人を陥れるために、その人の蔭にまわって「あいつは、赤だ」と言うデマ政治家の類いでしょう。
— 三好十郎 『好日』 青空文庫
こういうことは人を陥れる時によくある。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
人を陥れるには、この上もない手段ではありませんか」「――――」「縄|梯子さえ見付からなければ、これは証拠になりません、でも」「――――」「クリーム色のペンキの付いた手袋が見付かっても、立派な証拠になりますね」「それは何んの意味だ」 博士は吃となりました。
— 野村胡堂 『音波の殺人』 青空文庫
併し個人を陥れる原因は個人に在るのではなくして、社会の内にあったのである。
— 戸坂潤 『イデオロギーの論理学』 青空文庫
不幸は、不思議な寂寞のうちに当の人を陥れるものである。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
それというのは、源松には源松としての気負いがあって、自分は腕で行くのだ、こいつのように利で動いて、人を陥れることで己れの功を衒うような真似はしない。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
彼はライバルを陥れるために、嘘の情報を流した。
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そんな悪質な計画で人を陥れるのは、許されることではない。
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気をつけないと、巧妙な詐欺師に人を陥れるような手口で騙されてしまうだろう。
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