暁方
あかつきがた
名詞
標準
文例 · 用例
ソコで友人がいうには「明日の朝早く持ってこい、そうすれば貸してやる」といって貸してやったら、その人はまたこれをその家へ持っていって一所懸命に読んで、暁方まで読んだところが、あしたの事業に妨げがあるというので、その本をば机の上に抛り放しにして床について自分は寝入ってしまった。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
早速それを叩いたり引っぱったりして、丁度自分の足に合ふやうにこしらへ直し、にたにた笑ひながら足にはめ、その晩一ばん中歩きまはり、暁方になってから、ぐったり疲れて自分の家に帰りました。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
(これは暁方の薔薇色ではない。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
早速それを叩いたり引っぱったりして、丁度自分の足に合うようにこしらえ直し、にたにた笑いながら足にはめ、その晩一ばん中歩きまわり、暁方になってから、ぐったり疲れて自分の家に帰りました。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
雨は暁方から又ひとしきり止んで、梅雨とは云っても夏の夜は早く白んだ。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
暁方までずっと見つづけましたよ。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
暁方近くらしいぬくい朝ぼらけを告ぐるやうな鶏の声が、距離不明の辺から聞えて来た。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
その患者運搬自動車が来るまでの暁方、ついに事切れてしまいました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫