揺振
揺振
名詞
標準
文例 · 用例
「姐さん、姐さん、」 小声で呼んでみたが返事がないので、もしやともう耐らず、夜具の上から揺振りました。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
「森本さん、森本さん」と二三度呼んで見たが、なかなか動きそうにないので、さすがの敬太郎もむっとして、いきなり室に這入り込むや否や、森本の首筋を攫んで強く揺振った。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
梧桐の葉の朝夕風に揺ぐのが、肌に応えるように眼をひやひやと揺振った。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
橋本と余はこう云う馬車の中で、こう云う路の上に揺振られべく旧市街から出立した。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
宗助は蒲団へ手を掛けて二三度軽く御米を揺振った。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
そして、物凄い、慄然とするような物音を立てて、その鎖を揺振ったので、スクルージは気絶してはならないと、しっかりと椅子に獅噛み着いた。
— A CHRISTMAS CAROL 『クリスマス・カロル』 青空文庫
そして、その鎖を揺振って、その幻影のような両手を絞った。
— A CHRISTMAS CAROL 『クリスマス・カロル』 青空文庫
靴の先から頭の頂辺まで、身体中揺振って笑った。
— A CHRISTMAS CAROL 『クリスマス・カロル』 青空文庫