鼻歌
はなうた
名詞頻度ランク #27392 · 青空 115 例
標準
humming
文例 · 用例
アフリカの砂漠を進出するモスクワの夜の娘、驚歎した私踊りながら黒い両足が、ニコロの太腿を包囲して、混乱した男女の頭脳に、メゾ・ソプラノの鼻歌が巻きついてくる、私ニコロの前に日本紙幣束にして棄ててしまった。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
僕が眼を覚ますと、陽気で騒がしい支那人の鼻歌が聞えてくる。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
で、鉄道や汽船の勢力が如何なる海陬山村にも文明の威光を伝える為に、旅客は何の苦なしに懐手で家を飛出して、そして鼻歌で帰って来られるようになりました。
— 幸田露伴 『旅行の今昔』 青空文庫
かつて酒量少なく言葉少なかりし十蔵は海と空との世界に呼吸する一年余りにてよく飲みよく語り高く笑い拳もて卓をたたき鼻歌うたいつつ足尖もて拍子取る漢子と変わりぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
また掏摸にすられた中ばあさんが髪をくくりながら鼻歌を歌っているうちに手さげの中の財布の紛失を発見してけたたましい叫び声を立てるが、ただそれだけである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
いったい俺たちが、五人そろって貧乏のどんづまりに引きさがりながらも、鼻歌まじりで勇んで暮らしているのは、誰にもあずけておけない仕事があるからだ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
そうして鼻歌を唄い唄い二階に上って、煙草の烟と、小説と雑誌と、キネマの筋書の世界に寝ころんだ。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
「風呂の中でハモニカを吹いたり、鼻歌をうたつたりするやうなもんは、きつとうちの屋台骨をまげるやうになる」とおとうさんはいつた。
— 新美南吉 『耳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は機嫌が良い時、いつも鼻歌を歌っている。
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思わず口から出た鼻歌が、周りの人に聞かれて恥ずかしかった。
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子供がご機嫌で鼻歌を歌いながら、おもちゃで遊んでいた。
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