鳥なき里の蝙蝠
とりなきさとのこうもり
表現名詞
標準
in the land of the blind, the one-eyed man is king
文例 · 用例
鳥なき里の蝙蝠位では役に立たないかも知れないが……」さう言つてちよつと考へて、「まあ友だちと文學をやるのが、是が一番行かない事だらうと思ふ。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫
心敬の「さればこそ」の句の如きは鳥なき里の蝙蝠とやいはん。
— 正岡子規 『古池の句の弁』 青空文庫
書物讀み弟子二十人計に相成、至極の繁榮にて、鳥なき里の蝙蝠とやらにて、朝から晝迄は素讀、夜は講釋|共仕而、學者之|鹽梅にて獨笑しく御座候。
— 西郷隆盛 『遺牘』 青空文庫
その中でも二、三名を成す者もないではないが、それは鳥なき里の蝙蝠に過ぎない。
— 北大路魯山人 『陶磁印六顆を紹介する』 青空文庫
鳥なき里の蝙蝠という譬があるが、三越という大きな鳥が出現して中村屋がただちにこの打撃を被るのは、やはり中村屋の商売にまだ一人前として足らぬところがあるからである。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
随分危ないお医者さん と自らは信じて居るけれども、鳥なき里の蝙蝠でまあ仕方がない。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
鳥なき里の蝙蝠とかで、自分以上な者はないと、何ともかとも、手のつけられん小伜じゃ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
「いくら鳥なき里の蝙蝠でも、十万もいる中には、一匹ぐらい、手ごたえのある蝙蝠がいそうなものだな」 曹操をめぐる猛将たちは、羊山の上に立って笑った。
— 群星の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
「あいつは地元で威張っているが、所詮は鳥なき里の蝙蝠だよ。」
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「強豪がいない大会で優勝して天狗になるなんて、鳥なき里の蝙蝠だな。」
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「都会なら埋もれる才能も、この村では鳥なき里の蝙蝠として重宝される。」
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