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いつの頃からか

いつのころからか
表現
1
標準
at some point in the past
文例 · 用例
そして花の盛りが過ぎてゆくのと同じように、いつの頃からか筧にはその深祕がなくなってしまい、私ももうその傍に佇むことをしなくなった。
梶井基次郎 筧の話 青空文庫
やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、今迄流れてもゐなかつた川床に、水はさらさらと、さらさらと流れてゐるのでありました……幻影私の頭の中には、いつの頃からか、薄命さうなピエロがひとり棲んでゐて、それは、紗の服なんかを着込んで、そして、月光を浴びてゐるのでした。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
甚三の笛とは、いつの頃からか、かやには余程遠い昔と思われる頃から、かやの家の裏門から続く広い耕地を越えた、南の方の村落から、毎夜聞えて来る横笛の音なのである。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
お秀はいつの頃からかこの乞食の面倒をみだして迷惑をさせられることが多く、時には憎みも覚えますがこの癖だけにはいじらしいものを感じています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
そのうちに、弟のお機嫌をとるために、あなたの著書を弟から借りて読み、面白かったり面白くなかったり、あまり熱心な読者ではなかったのですが、六年間、いつの頃からか、あなたの事が霧のように私の胸に滲み込んでいたのです。
太宰治 斜陽 青空文庫
「もう、例年の如くベン船長に賀状を出す日も近づいたが、今度は一寸とデイツクの近況も書き添えてやらなければなるまい、父に丁寧な弔状を貰ひ、その後別にデイツク(彼は、いつの頃からか私をさう称んでゐた。
牧野信一 悪筆 青空文庫
しかし私らは、いつの頃からか、決してそれが預かり物でないことを知っていた。
堺利彦 私の父 青空文庫
いつの頃からか若者は、その川のことを「白い川」と独りぎめに称んでゐた。
牧野信一 パンアテナイア祭の夢 青空文庫
作例 · 標準
この文ではいつの頃からかが重要な役割を果たしている。
いつの頃からかの意味を正しく理解することが大切だ。
彼はいつの頃からかという言葉をよく使う。
文脈からいつの頃からかの意味が推測される。
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