朝参
ちょうさん
名詞
標準
文例 · 用例
ヨク来タト申シタイアナタノ可愛イ手紙、今朝参リマシタ。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
「親分、どこへ」「観音様へ朝参りに行った」「ちょうど好いとこでした。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
朝参詣二十四 梓が大学の業を卒えて、仏文の手紙の姫、年紀は二ツ上の竜子に迎えられて、子爵の家を嗣ぐ頃には、地主の交替か、家主の都合か、かの隠家の木戸は釘附の〆切となって、古家の俤も偲れなくなった。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
誠に御懇志かたじけのうこそ候え、明朝参りて御礼を申そうず、というのであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
まえの晩にちゃんと錠をおろしておいたとおり、朝参りましたときも錠がおりてござりましたゆえ、あけて中を改めましたら、三千両だけ減っていただけでござります」「あわて者よな。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
一月は一日、二月は二日、三月は三日と、だんなもご存じのように月の並びの日ゃこの三年来、欠かさず観音様へ朝参りに行きますんでね。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
諸大名は京都の方へ朝参するのが本筋だ、そういうことは旧い宿場のものは考えないんです。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
諸大名が朝参するばかりじゃない、将軍家ですら朝参するような機運に向かって来たのだ。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫