味のある
あじのある
表現形容詞-語幹
標準
interesting (personality, turn of phrase, etc.)
文例 · 用例
意味のない方が意味のある方より意味があるやうに見えたりするといふやうなことも、当今決して珍しくはない。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
鮓の冷たい、静物的な感じを捉えた純感覚的な表現であり、近代詩の行き方とも共通している、非常に鮮新味のある俳句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
次の日はポツオリに行って腹立たしくうるさい案内者に悩まされながらセラピスの寺の柱に残る地盤昇降の跡を見、ソルファタラ旧火口の噴煙を調べ、汚い家でスパゲッティの昼食を食って、帰りの電車で、贋銀貨をつかまされた外にはあまり人間味のある記憶が保存されていない。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
その×は色の白い女のように優しい子であったが、それが自分に対して特別に優し味と柔らか味のある一風変った友達として接近していた。
— 寺田寅彦 『鷹を貰い損なった話』 青空文庫
就中山岳の雪は、研究の対象として最も興味のある題目である。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
口調がよくてもいい歌とは限らず、口調が悪くてもそのために却って妙味のある歌もあるかも知れないが、歌の音楽的要素を無視しない限り口調の研究は一般の歌人にも無駄な事ではないであろうと思う。
— 寺田寅彦 『歌の口調』 青空文庫
そこら辺りにやしおの花が鮮に咲き、丸味のある丘には一面茶の木が鶯餅を並べたように萌黄の新芽で装われ、大気の中にまでほのぼのとした匂いを漂わしていた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
それで問題も物理的に明白な意味のあるものにするには、例えば海面における光度の百分一とか千分一に減ずる深さ幾何とかいう事にしなければならぬ。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
作例 · 標準
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