養嗣子
ようしし
名詞
標準
adoptive heir
文例 · 用例
御承知の通り現在、只今の私は、北海道の炭坑王と呼ばれていた谷山家の養嗣子、秀麿と認められている身の上ですからね。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
御冗談ばかり……私は只今も申しました通り、谷山家の養嗣子秀麿ですが。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
兄の家の養嗣子もそこで盃をあげた。
— 徳田秋声 『町の踊り場』 青空文庫
この部屋も度々来て坐つたし、年々|苔のついてくる庭の一木一石、飛石の蔭の草にも、懐かしい記憶があつたが、最近養嗣子がこの土地の聯隊へ転任して来て、その夫人と三人の子供達と一緒に同棲することになつて、兄夫婦は総てのものを彼等に譲り渡してしまつたので、何か以前ほどの親しみを感じては悪いやうな気がした。
— 徳田秋声 『町の踊り場』 青空文庫
中佐である養嗣子の顎鬚には、少し白い毛が交つてゐた。
— 徳田秋声 『町の踊り場』 青空文庫
軍人とはいへ、養嗣子の分担は何か事務的な仕事らしく思へた。
— 徳田秋声 『町の踊り場』 青空文庫
ちやうどさういふ趣味をもつてゐる養嗣子が、先刻から裂で拭いてゐた鍔を見せた。
— 徳田秋声 『町の踊り場』 青空文庫
」養嗣子はせつせと裂で拭いては、翫味してゐた。
— 徳田秋声 『町の踊り場』 青空文庫
作例 · 標準
大名家では、血筋が途絶えるのを避けるため、養嗣子を迎えることがあった。
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彼は、本家の養嗣子として家業を継ぐことになった。
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その家系では、代々優秀な人物を養嗣子として迎え、存続してきた。
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