搾り汁
しぼりじる
名詞
標準
文例 · 用例
これが適薬だ」 彼は小さい葦の管で、腫物の口をこじ明けて、その管から貝母の搾り汁をそそぎ込むと、数日の後に腫物は痂せて癒った。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
五島ではこの草のしぼり汁を小盃に一杯ずつ、一日に三度飲めば熱さましになるともいっている。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
私の大きな荷物の中には、四尺にあまる鱒があり、折れぬようにと、宿で箱まで作ってくれた山の薯があり、お婆さんの丹精の、山萄葡のしぼり汁を詰めた瓶もある。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫