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鎔融

鎔融
名詞
1
標準
文例 · 用例
もし鎔融状のまゝのものが地上に落ちる際、ある程度に冷却してゐたならば、空中旅行中回轉運動のために取つた形を維持し、そのまゝ、つむ形、鰹節形、皿形樣の火山彈となり、また内部から蒸氣を吐き出すためぱん形のものとなるのである。
今村明恒 火山の話 青空文庫
ハワイの火山のように海底から盛り上つて出來たものは、鎔融状態に於て比較的に流動し易い性質を持つてゐることは、前にも述べた所であるが、かういふ硝子質の鎔岩に對してこれを跳ね飛ばすような力が加はると火山毛が出來るのである。
今村明恒 火山の話 青空文庫
初め硝石と硫黄との燃焼する特有の香がして、盛んに小さい炎を出しながら燃え上がり、しばらくして火薬の部分が赤熱された鎔融状態の小さい火球となる。
中谷宇吉郎 線香花火 青空文庫
それで火花の松葉形の分裂はこの透明な高温の鎔融物質中に包まれている炭素粒が途中で爆発的の燃焼を起して、この塊を四散させるためだろうということくらいは見当を付けることが出来たのである。
中谷宇吉郎 線香花火 青空文庫