張り付け
はりつけ
名詞
標準
文例 · 用例
永くこの経験と教訓を忘れないために、主な橋々に、この焼けこぼれた石の柱や板の一部を保存し、その脇に、銅版にでも、その由来を刻したものを張り付けておきたいような気がする。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
しかも、これによって、生きている人をそのままに透明な幽霊にして壁へでもなんでもぺたぺたと張り付けあるいは自由に通り抜けさせることができるのである。
— 寺田寅彦 『映画の世界像』 青空文庫
「雲井の印紙を引剥がして、張り付けて、筆で消印を押したお手際なんざあ、」「どんなもんだい。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
その他にBIOS、通信関係、検査、ベーシックを収めるROMやカセットテープの製作要員、さらに追いかけの作業となるOSの移植スタッフなどが必要となり、社内の担当者と、日本電気では協力会社と呼んでいる外注のスタッフあわせて、つごう二五名程度を専従として張り付ける必要があるだろうという。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
実物は木のおひつの底にアルミの電極を張り付けただけのもので、じつに何ともわかりやすいというか情けないというか。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
だから門口にも僕の名刺だけは張り付けて置いたがね。
— 夏目漱石 『琴のそら音』 青空文庫
そんな面倒な事をするより此辞令を三日間教員室へ張り付ける方がましだ。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
只例々と蕎麦の名前をかいて張り付けたねだん付け丈は全く新しい。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫