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蘭医

らんい
名詞
1
標準
文例 · 用例
日本の飛躍も、一群の蘭医に依って口火を切られたのだと言っていた。
太宰治 惜別 青空文庫
まあ、ゆっくりとお聴きください」 有名の和蘭医師高野長英が姓名を変じて青山百人|町(現今の南町六丁目)にひそみ、捕吏にかこまれて自殺したのは、嘉永三年十月の晦日である。
唐人飴 半七捕物帳 青空文庫
父は所謂蘭医である。
森鴎外 サフラン 青空文庫
次いで同じ月の六日に、幕府は御医師即ち官医中有志のものは「阿蘭医術兼学|致候とも不苦候」と令した。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
そうなったら旧思想を代表すべき抽斎は、新思想を齎し来った蘭法医との間に、厭うべき葛藤を生ずることを免れなかったかも知れぬが、あるいはまた彼の多紀|※庭の手に出でたという無名氏の『漢蘭酒話』、平野革谿の『一夕医話』等と趣を殊にした、真面目な漢蘭医法比較研究の端緒が此に開かれたかも知れない。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
「近来蘭医増加致し、世上之を信用する者多く之ある由相聞え候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
越前国福井の城主松平越前守|慶永は匙医|半井仲庵をして正弘の病を問はしめ、蘭医方を用ゐしめようとした。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
水戸老公は攘夷家であつたから、蘭医を薦めようとはせられなかつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫