零々
零々
名詞
標準
文例 · 用例
文三もその通り、始終お勢の事を心配しているうちに、何時からともなく注意が散って一事には集らぬようになり、おりおり互に何の関係をも持たぬ零々砕々の事を取締もなく思う事も有った。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
これを厄介者視するがごとき輩は、はたして国民中の零コンマの零々何パーセントあろうか。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
――と見まわしたが、四林のうちは、ただひろい空沢で零々落々、草もねむり、木も眠り沈み、どこかにせせらぐ水音の聞えるばかりで、敵の一兵だに見当らない。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
つき従う味方の兵は、零々落々、わずか五、六十騎。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫