田歌
たうた
名詞
標準
文例 · 用例
すばらしいぜ、田歌なぞは。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
文書は石が東條氏の親戚たる下田歌子さんに交付したさうである。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
洋服和服2・17(夕) 下田歌子女史が最近大阪のある講演会で言つた所によると、最も理想的な衣服は、日本服で、それも女房や娘の縫つたものに限るのださうな。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
木村毅君で思い出すのは、同じく私のクラスメイトで、町田歌三君が、涙香の書物を出版していた扶桑堂の主人で、同君は、自分で縮刷本の表紙の図案なども書いていたのだった。
— 平林初之輔 『黒岩涙香のこと』 青空文庫
私の名は篠田歌代と申します。
— 小酒井不木 『好色破邪顕正』 青空文庫
それは言うまでもなく篠田歌代であった。
— 小酒井不木 『好色破邪顕正』 青空文庫
「小学生徒心得」という読本が、楷書入りの本を読み習った最初なので、下田歌子の名は幼少な耳にも止めていた名だった。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
五人の少女を選んで海外留学におつかわしになったことや、十六歳で見出された下田歌子女史、岸田俊子(湘煙)女史があり、女学の道を広めさせられた思召は、やがて女子に稀な天才が現われるときになって、御余徳がしのばれることであろう。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫