残った分
のこったぶん
表現名詞
標準
amount left over
文例 · 用例
この金で病院の払いをして、残った分を君枝のお産と、次郎ぼんの養生の費用にしてくれ」「いや、そんなことをして貰たら困る。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
この金で病院の払いをして、残った分を君枝のお産と次郎ぼんの養生の費用にしてくれ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
ついてはわたしの生きているあいだはこの金で魚を買って、残った分は今までの食料として受取ってくれと言った。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
三十両のお金は幾らか遣いましたけれど、残った分はみんな返しますから、どうぞ伜を連れて来てください。
— 向島の寮 『半七捕物帳』 青空文庫
そして一人の奴は、訳もなくげらげら笑いながら、残った分を焚火の中へ投げ込んだ。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
日記の第一項の日付けははっきりせず、その紙の上部は引き裂かれていたが、残った分には次のようなことが記されている。
— 妖物 『世界怪談名作集』 青空文庫
仕事があがって手間賃がはいると、それを三つに分ける、一つはくらしの分、一つは雑用、残った分だけ博奕をした。
— 山本周五郎 『おさん』 青空文庫
(自作のジャガイモ、すこしばかりの青トウモロコシ、エンドウ豆は勘定に入れず、また最後に手許にのこったぶんの価格は考慮してない。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫