聞き知る
ききしる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to learn something through hearing
文例 · 用例
惜福の工夫十分な人が福運の来訪を受けることが多いのは実際の事実であって、遠く史上の古人について之を調べなくとも、近く我々の見聞き知るところの今人について之を考査すれば直ちに明らかなことであるが、分福の工夫十分な人が好運の来訪を受けることが多いのも、また明らかな事実である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
かの國の人聞き知るまじくおもほえたれども、ことの心を男文字にさまを書き出して、こゝの詞傳へたる人にいひ知らせければ、心をや聞き得たりけむ、いと思ひの外になむめでける。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
四周にたゞ賞讃の言葉だけしか聞き知ることのなかつた四郎は、何が賞讃の要件であるか、更に賞讃せられるために如何にすべきか、本能的に会得してをり、常に効果を測定してゐた。
— 坂口安吾 『わが血を追ふ人々』 青空文庫
そこで「神語」を聞き知る審神者――さには――と言ふ者が出來るのである。
— 呪言と敍事詩と 『國文學の發生(第一稿)』 青空文庫
三十日近くの時の間には、幕府方に降った宍戸侯(松平|大炊頭)の心事も、その運命も、半蔵はほぼそれを聞き知ることができたのである。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
その後、新聞や人の口から彼女が大層な収入だと聞き知ると、彼は『彼女を許し』そして帳簿を投げ出して彼女の食客になってしまった。
— MARI D'ELLE 『マリ・デル』 青空文庫
それはこの鉄道沿線の電信手と知り合いになって、新しい報道を聞き知ることができるので、それらを材料にして自分で週刊の新聞をつくり、これを列車のなかなどで売り出したのでした。
— 石原純 『トーマス・エディソン』 青空文庫
嵯峨にある家はそう多くはないからその戸毎をまわって尋ね奉ったならば其の方の琴の音ならばどこに居ても聞き知る事が出来るものを」と思ったので「さようならばたずねて参りましょうか。
— 宮本百合子訳 『「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の代から続くこの店の評判は、以前から聞き知っていた。
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「そうなんだ。風の噂に、彼が海外へ渡ったとは聞き知っていたけれど……。」
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旅先で偶然出会った老人から、その土地に伝わる古い伝説を詳しく聞き知ることができた。
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同僚から聞き知った情報によると、来期から評価制度が大きく変わるらしい。
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