年処
ねんしょ
名詞
標準
文例 · 用例
結核性の脊髄カリエースや骨膜炎を悩んでゐる少年少女、青年処女の多いことは、病院へ行つてみれば直ぐ解ることであつた。
— 徳田秋聲 『老苦』 青空文庫
青春の悩みと社会 少年少女(青年処女をも含む)時代には先祖代々からの遺伝がみんな出て来るという。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
▽備考 (一)加入者は品行方正の証明(父兄、学校、青年処女会)ある青年処女に限る。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
地方から上京した真剣な事業や運動が、東京と名乗る悪魔の乾児たる横道政治家の金儲けの種、高等遊民の飯喰い種として、片っ端から犠牲とされ、腐敗堕落させられて行く有様は、恰も地方から上京する青年処女の純真な志が、東京に入ると忽ち不浄化され、頽廃化させられてしまうのと同様である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
人生に年処を経たこの女は、耳を澄し、呼吸の根をつめていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
年処を経たオンコの珍しい巨大なのが一本、あたりの濶葉樹のなかにそびえ、緑というよりはむしろ、重くくろずんだまッ黒なときわ葉を密生させ、すッくと原野を睥睨していた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
我が国では、ある時代から、多く四五月の間を、成年戒・成女戒を村の青年処女に授ける時期とする様になつたらしい。
— その外輪に沿うて 『古代民謡の研究』 青空文庫
昨年処刑されたという男もいましたし、身にピストルを用意し、贋札を持っていて、相手の女に真物の金にくずさせていた怪しからん男なども居りました。
— 大倉※子 『耳香水』 青空文庫