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聞き慣れた

ききなれた
形容詞-語幹
1
標準
familiar
文例 · 用例
郷里で昔聞き慣れた物売りの声も今ではもう大概なくなったらしいが、考えてみるとずいぶんいろいろのものがあった。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
たとえば音楽にしても聞き慣れたラルゴの曲をプレストで演奏したらもはや何人もそれが何であるかを再認することはできないであろう。
寺田寅彦 映画の世界像 青空文庫
晴れ亙つた大空一めんに忙はしく瞬きする星くづに眼をやりながら、じつと水音を聞きすましてゐると、それは私の聞き慣れたものであるやうには思へない。
有島武郎 青空文庫
國民の讀み得た藝題の文字は、何樣耳新らしい語では有つたが、耳新らしいだけそれだけ、聞き慣れた「油地獄」とか「吉原何人斬」とか言ふものよりも、猶一層|上手な、殘酷な舞臺面を持つてゐるらしく思はれた。
林中の鳥 所謂今度の事 青空文庫
途方に暮れてぼんやり立ち続けていますと川上の丘の櫟林の方に当って、聞き慣れた犬の吠える声が聞え、銃声も響きます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
老人の心にはこどもの時分から聞き慣れた唄によって、たぶん生涯この町の発展に尽して来た熱意が想い出されるらしくあります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
婆やは用足しに出掛けたばかりで取次ぎする者がないので自分に出て行かねばならないが、その声は聞き慣れた彼の女の声であるから体を動かさずに、(おあがりなさい、婆やがゐないんです、遠慮はいらないからおあがりなさい、) と云つて首をあげて待つてゐると女が静に入つて来た。
田中貢太郎 水郷異聞 青空文庫
普段通りの声でしゃべっている――多少弱々しいかもしれないが、聞き慣れた声だ。
THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 瀕死の探偵 青空文庫
作例 · 標準
この歌、昔から聞き慣れたメロディーだなぁ。
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彼女の声は、何度聞いても聞き慣れた安心感がある。
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子供の頃、よく遊んだ公園の風景が、今も聞き慣れたものとして目に焼き付いている。
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聞き慣れた(ききなれた) — 幻辞.com