軍令
ぐんれい
名詞
標準
military command
文例 · 用例
何處かで會が打つかつて、微醉機嫌で來た万ちやんは、怪しからん、軍令を忘却して、「何です、此の一錢は――あゝ、然う/\。
— 泉鏡太郎 『九九九會小記』 青空文庫
嘗て九州陣巌石の城攻の時に軍令に背いて勘当された臣下の者共が、氏郷と交情の好かった細川越中守忠興を頼んで詫言をして貰って、復新に召抱えられることになった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
若し途中の様子、敵の仕業に因って、高清水に着くのが日暮に及んだなら、明後日は是非攻め破る、という軍令で、十八日の中新田の夜は静かに更けた。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
其の時の軍令の一端は次の如しだ。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
水軍へ対する軍令の一条に、一、一夜陣の儀に候条、乗衆の兵糧つみ申すまじく候事。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
明けて十五年の正月四日、有馬表に着陣したのであるが、直ちに軍令を発し陣法を厳重にした。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
「火を挙ぐるを見て起き、鐘を聴いて飯し、鼓を聴いて進み、貝を聴いて戦え」と云う軍令も今は無駄になった。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
信綱軍令に反すとなして、酒井三十郎を遣って止めるが聴かない。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
作例 · 標準
上層部から下された絶対的な軍令により、部隊は即座に出撃の準備を整えた。
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軍令に背くことは死を意味するが、彼は良心に従ってその命令を拒否した。
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暗号化された軍令が各部隊に送信され、一斉攻撃のタイミングが共有された。
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ウィキペディア
軍令(ぐんれい)は、大日本帝国憲法体制下にあった法形式の一つで、内閣や議会を通さず、天皇が陸軍と海軍を統帥するため制定するものである。憲法に定めがないが、明治40年(1907年)に軍令第1号によって導入され、立法において軍部の統帥権独立を表すものとして昭和20年(1945年)まで機能した。
出典: 軍令 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0