療術
療術
名詞
標準
文例 · 用例
世には、諸仏、開祖の夢想の灸と称うる療術の輩は多いけれども。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
彼が蘭語を学びたく思ったのも、それによって療術方薬に関する蘭書を読破したいためであった。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
試に我|志を言はんか、我をして医師たらしめば我は病理を研究して茫漠たる治療術の基礎を固めん、我をして工人たらしめば我は機械学を研究し大小百種の機械を発明して世に便益を与へん、我をして科学者たらしめば我は数学を窮めて我智識に満足を与へ、生物学を学んで我感情に満足を与へん。
— 正岡子規 『病牀譫語』 青空文庫
で、もし子供が病気したら、この治療術を知っている第一流の名医にかからなければならぬ、そうすれば、子供は救われたことになる。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
)な民間療法の療術師(魔術師ではない!
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
なぜなら民間療法の療術師先生は、前に述べた魔術師などと全くひとしい神聖性を得るのだから、療術師はシャーマンに迄あがめられる。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
それほどに科学に対して、精神的な愛好をかたむけ得る人が他にどれほどあるでしょうか」「少なくとも、ラッパチーニの執った見解よりは、治療術というもっと健全な見解を執るのでなかったら……。
— ラッパチーニの娘 アウペパンの作から 『世界怪談名作集』 青空文庫
どんなに原始的な社会であっても、治療術の存在する事実が無いものはなく、治療術は社会の生長とともに成長して、その組織の構成部分になる。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
ウィキペディア
療術(りょうじゅつ)とは、明治末頃から市井に出現した民間療法であって、指圧・カイロプラクティック・オステオパシー(後ろ二つはアメリカから伝来)などの手技療法、電気療法、光線療法、温熱刺激療法などの手段を用いて治病の目的で業となす行為である。現在ではほぼ死語であり、一般的には使われていない。
出典: 療術 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0