引き退く
ひきのく
動詞
標準
文例 · 用例
内膳正が流れ弾にあたって倒れたのを機会に、総敗軍の姿となって引き退く後を、城兵が城門を開いて、慕うて来た。
— 菊池寛 『恩を返す話』 青空文庫
北條の軍、終に大いにやぶれて引き退く。
— 大町桂月 『國府臺』 青空文庫
一ツ橋勢は引き退く。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
観世銀之丞引き退く 観世銀之丞は能役者であった。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
「秋田藤作は駄目としても、観世銀之丞は上目録だ、それが一合も交わさずに、引き退くとは驚いたな。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
ダッダッダッと引き退く足音!
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
サッと引き退く伊集院、宗三郎も立ち直る。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
二、三間引き退くと訓すように、「これ盲人、薪十郎!
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫