窘迫
窘迫
名詞
標準
文例 · 用例
御遠慮はない内なのでございますの」 前から識り合っている人のように、少しの窘迫の態度もなく、歩きながら云われたのである。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
先きに立って這入って、電燈を点じてくれたしづえと一しょに、己は洋室にいたとき、意識の海がまだ波立っていた為めか、お雪さんと一しょにいるより、一層強い窘迫と興奮とを感じた。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
どうにか解決を与えなくてはならない問題を与えられているようで、窘迫と不安とに襲われる。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
お常の身の上はこれまでより楽にこそなっているが、少しも圧制だの窘迫だの掣肘だのを受けてはいない。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
誹謗、罵詈、悪名、窘迫は偶以て吾人の徳を成すに足るのみ。
— 山路愛山 『信仰個条なかるべからず』 青空文庫