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蔵米

くらまい
名詞
1
標準
stored rice
文例 · 用例
蔵米を惜しげもなくお下げになったのじゃ。
菊池寛 義民甚兵衛 青空文庫
甚三 今度は、お蔵米どころか、こちらを、逆さにして鼻血まで、搾り出そうとしている。
菊池寛 義民甚兵衛 青空文庫
田の稲を刈っても米になるまでには三週間もかかるというとき、早米の収穫でようやく補給をつけていた農家も、稲の乾きの遅さでまた食糧を借り歩くようになり、久左衛門の家の貯蔵米がまたしても人人から狙われて来たということだ。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
そうして最近に及んで遅れ馳せに暴利取締令を出したり、全国にわたって十|石以上の貯蔵米を申告させたり、御用商人に托して外米の輸入を計ったりしたような事が、かえって一層米価の暴騰を激成する結果となりました。
与謝野晶子 食糧騒動について 青空文庫
が、今は、まっさきに、広海屋が、数艘の大船の舳艫をあい接させて、西の貯蔵米をまわしはじめたのを切ッかけに、富裕の商人がこの流儀を学んで、市民の心を得ようと企てたので、急に米価は墜落し、江戸の民衆は、久しぶりで、たッぷりと鼓腹することが出来たのだった。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
三 ほとんど全軍をひっさげて、輝虎が信濃へ進発すると同時に、千坂対馬の名で、――武家にて貯蔵米のあるものは、三日以内に一粒も余さず城中お蔵へ納むべし。
山本周五郎 城を守る者 青空文庫
そして、その日から千坂家の者が各屋敷をめぐり、びしびしと督促してすべての貯蔵米を城へ運びこんでしまった。
山本周五郎 城を守る者 青空文庫
ことに前にも記した通り、武田家との戦はすでに連続四回にも及び、領内の民たちはかなり疲弊していたから、留守城の武家にある貯蔵米を召上げるのはふしぎではなかった。
山本周五郎 城を守る者 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、蔵米は武士の給与として支給された。
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倉庫には、非常時に備えて大量の蔵米が貯蔵されている。
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蔵米の管理は、藩の財政において重要な役割を担っていた。
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ウィキペディア

蔵米(くらまい)は、ごく広義には蔵に納められる米のことであるが、一般には江戸時代において、幕府や藩などの蔵に年貢として収納された米のことを指す。

出典: 蔵米 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0