鶏肋
けいろく
名詞
標準
文例 · 用例
私がもし第一の芸術家にでもなりきりうる時節が来たならば、この縷説は鶏肋にも値せぬものとして屑籠にでも投じ終わろう。
— 有島武郎 『広津氏に答う』 青空文庫
そんなことを覚えていたところが、それは彼にとっては鶏肋のようなもので、捨てるにもあたらないけれども、しまいこんでおくにはどこにおくにも始末の悪い代物だった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」 次に鶏肋として存じて置きたい一話は、蘭軒が猫を愛したと云ふ事で、その蓄つた所の桃花猫と呼ばれた猫の伝さへ口碑に遺つてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
すなわち夫婦共著にて「田舎人の見たる東京の商業」を出版し、回答代りに贈呈したものであって、今や手元に一冊を止むるのみ、もとより数十年前の旧著なれども、我らの観る処今日においても甚しき径庭なく、小売店経営の参考には最も適切なりと信ずるとともに、鶏肋自ら棄てがたきものあるをもって採録することにした。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
劉伶という支那の昔の大酒飲は、鶏肋という旨い言葉を発明したが、志賀高原は畢竟高原の鶏肋なるものであろうか。
— 木暮理太郎 『那須、尾瀬、赤城、志賀高原』 青空文庫
然しながら冬になって、満地雪に掩われたならば情況は一変して、この鶏肋は上等の笹身となるであろうことは察するに難くない。
— 木暮理太郎 『那須、尾瀬、赤城、志賀高原』 青空文庫
ドイツ・リードのレコードなどいうものがまだ幾枚もなかった時分、私たちの蒐集の中心点になった昔のスレザークのことを語るのは、我々|鶏肋党に取っては、なかなかに興味の深いことである。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
支那に「鶏肋」と云ふ言葉がある。
— 柳宗悦 『和紙の教へ』 青空文庫
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鶏肋(けいろく)は、鶏の肋骨のこと。鶏がら。中華料理・ラーメンでは出汁またはスープを作る際の材料となる。
出典: 鶏肋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0