鉛筆の芯
えんぴつのしん
表現名詞
標準
lead of a pencil
文例 · 用例
沼井の方を見ると、沼井もしきりに鉛筆の芯をけずっているのだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
鉛筆の芯が折れたように、彼の生活はプツリと切断してしまったのだ。
— 海野十三 『俘囚』 青空文庫
前部のドアの横に楽な姿勢でよっかかっている年輩の車掌が、手帖を出し、短くなった鉛筆の芯を時々|舐めながら何か思案している。
— 宮本百合子 『乳房』 青空文庫
ああ、また鉛筆の芯が折れた。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
――蛭を太陽の光りにあてて乾しておけば、すっかり乾燥して、鉛筆の芯みたいになる。
— 豊島与志雄 『非情の愛』 青空文庫
鉛筆の芯と同じく、ぽきりと折れるようになる。
— 豊島与志雄 『非情の愛』 青空文庫
盆石の苔などは、すっかり乾燥させ、布にくるみ、箱に納め、数年間放置した後、取り出して水をやれば、一夜にしてまた青々と蘇るけれども、鉛筆の芯になった蛭などは……。
— 豊島与志雄 『非情の愛』 青空文庫
樫の葉の御人は出馬表を前へひろげて、さて鉛筆の芯が気になるといふ風に、鼻先へかざして眺めたり、五六字書いたり消したりしてゐたが、突然いとも無造作に第一競馬第二競馬とヒョイ/\点を打ちながら勝馬の印をつけはじめた。
— 坂口安吾 『盗まれた手紙の話』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4