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一本杉

いっぽんすぎ
名詞
1
標準
solitary Japanese cedar
文例 · 用例
追っかけると、また逃げだしたが、足をゆるめると、また足をゆるめて顧眄ったが、そのうちに一本杉の方面へ姿を消して往った。
田中貢太郎 虎杖採り 青空文庫
一本杉は昔から、狐が出ると云われているところであった。
田中貢太郎 虎杖採り 青空文庫
摩利支天の祠に詣ずるに先立ちて、その太さ三拱にも余りぬべき一本杉の前を過ぐる時、ふと今の世にも「丑の時詣」なるものありて、怨ある男を咒う嫉妬深き婦人等の、此処に詣で来て、この杉に釘を打つよし、人に聞きしを懐出でたり。
泉鏡花 黒壁 青空文庫
予は万々|然ることのあるべからざる理をもて説諭すれども、渠は常に戦々兢々として楽まざりしを、密かに持余せしが、今|眼前一本杉の五寸釘を見るに及びて予は思半ばに過ぎたり。
泉鏡花 黒壁 青空文庫
と見る間に婦人は一本杉の下に立寄りたり。
泉鏡花 黒壁 青空文庫
一本杉に至れば、金筆頭岩のみを見る。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
屏風岩の右手には、一本杉も見え、金※の一角も見え、上州の平原も見ゆ。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
餘脈、金洞の東面に延び、金※の筆頭岩に接し、そこに一本杉の峠を起せり。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
作例 · 標準
山頂には、風雪に耐え抜いた一本杉が、静かに佇んでいた。
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祭りの場所はこの一本杉の根元で、毎年多くの人が集まる。
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遠くからでも見える、ひときわ高くそびえる一本杉は、この土地のシンボルだ。
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