幻辞.com

渡殿

わたどの異読 わたりどの
名詞多音語
1
標準
roofed corridor connecting two buildings (in traditional palatial-style architecture)
文例 · 用例
和尚の足音は渡殿を渡って庫裡の方へ消えて行った。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
そこの闇がりで水を飲む柄杓の音がカラカラと聞こえたが、やがて又今度は音も立てずにヒッソリと渡殿を引返して、何やドッと笑い合う賭博連中のどよめきを他所に、本堂の外廊下の暗に消え込んで行ったと思うと、不思議なるかな。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
こっそりと渡殿の欄干を匐い上り、本堂の外縁にまわり込んでみると、本堂の真背後に在る内陣と向い合った親柱を、最前の三多羅和尚が双肌脱ぎとなり、声こそ立てねエイヤエイヤと、調子を計って押しつ緩めつしているけはいである。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
源氏の従者たちは渡殿の下をくぐって出て来る水の流れに臨んで酒を飲んでいた。
帚木 源氏物語 青空文庫
私は少しからだが苦しくて、腰でもたたいてほしいのだから、遠い所のほうが都合がよい」 と言って、渡殿に持っている中将という女房の部屋へ移って行った。
帚木 源氏物語 青空文庫
やっと渡殿の部屋を捜しあてて来て、源氏への冷酷な姉の態度を恨んだ。
帚木 源氏物語 青空文庫
そして妻戸の向かいになった渡殿の入り口のほうに立っていると小君が来た。
空蝉 源氏物語 青空文庫
困りながらも老女を戸口へ押し返すこともできずに、向かい側の渡殿の入り口に添って立っていると、源氏のそばへ老女が寄って来た。
空蝉 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の寝殿造りでは、主要な建物同士が渡殿で繋がれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
渡殿を歩きながら、庭園の美しい景色を眺めることができる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
昔のお城では、敵の侵入を防ぐために渡殿に工夫が凝らされていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash