常軌を逸した
じょうきをいっした
表現形容詞-語幹
標準
aberrant
文例 · 用例
四、慾の深き事、常軌を逸したるところあり。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
「これはこれは、少々常軌を逸した話だ。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
そういうような悪徳に都合のいい手段に励まされて、生来の気質はすぐに二倍もはげしくなり、私は常軌を逸した飲み騒ぎに惑溺し、普通の世間体の拘束さえも蹴とばしてしまったのだった。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
嗚呼何ということであろう、これらは皆常軌を逸した狂論で、取るにも足らないことであるが、その初めは小学に通じないで、由の一字を誤解したところから生じた過失である。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
彼は今日の忠直卿の常軌を逸したとも思われる振舞いについて、微かながら杞憂を懐く一人であった。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
だのに、人の信仰の度を越え、その常軌を逸したものは、普通人が持つ心の物尺を以てしては計ることの出来ないものに違いないのです。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
まあ、丘に住む人間の幽霊とでもいうのだろう」 次の朝、わたしはきのう午後における自分の常軌を逸した行為を寛恕してくれるようにと、キッティのところへ謝罪の手紙を送った。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
その結果、ヘンリーはウォーカーの家にしばしば出入りしたことがわかり、且つ、ヘンリーは臆病どころか、随分大胆な、常軌を逸したことをするので、「きじるしのヘンリー」と綽名されていることさえもわかった。
— 小酒井不木 『恐ろしき贈物』 青空文庫
作例 · 標準
深夜に大音量で音楽を流し続けるという、彼の常軌を逸した行動に対し、近隣住民からは苦情が殺到した。
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わずか数秒の遅刻に対して1時間の説教をするというのは、教育の範疇を超えた常軌を逸した指導だ。
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映画の中の殺人鬼が見せた常軌を逸した笑みは、観客の心に深い恐怖を植え付けた。
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