門違い
かどちがい
名詞
標準
barking up the wrong tree
文例 · 用例
「それはお門違いでしょう」 今度は奥さんの方が待ち設けていたようにぴったりと迫ってきた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
かくてはいよいよかの婦人の身の上思い遣られたり、と得衛は屹と思案して、「それは大方門違い、私の代になってから福の神は這入っても狂人などいう者は、門端へも寄り附きません。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
われわれの創作童話にそれを求めて来るのはお門違いである」。
— 新美南吉 『童話における物語性の喪失』 青空文庫
なんぼ石切さんが腫物の神さんでも、チビスは専門違いや。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
迂闊に門違いをしては、他人の迷惑になると思ったので、万力は又引っ返して本所へ行って、小栗の屋敷の前に置いて来たという訳で……。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
ほととぎす語らふ声はそれながらあなおぼつかな五月雨の空 こんな返歌をするのは、わからないふうをわざと作っているらしいので、「では門違いなのでしょうよ」 と惟光が言って、出て行くのを、主人の女だけは心の中でくやしく思い、寂しくも思った。
— 花散里 『源氏物語』 青空文庫
お門違いでござります」「ぬかしたな。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
京弥め、憎い奴じゃ、兄に惚れいと言うたら御門違いじゃと申したぞ。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
作例 · 標準
「私に文句を言うのは門違いですよ」。不満があるなら担当者に直接伝えてください。
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犯人と疑われるなんて、とんだ門違いだ。その時間は家でずっと寝ていたんだから。
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いくら努力しても、目指す方向性が間違っていたらそれは門違いの努力になってしまう。
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