無くもがな
なくもがな
表現名詞-の形容詞
標準
can be dispensed with
文例 · 用例
主人の慈悲は彼に取ってむしろ無くもがなの邪魔だったでしょう。
— 岡本かの子 『慈悲』 青空文庫
菊の名はいろ/\むづかしいのがあるが、無くもがなと嵐雪に喝破された二百年余のむかしから、今にいろ/\と猶更むづかしいのが出来る。
— 幸田露伴 『菊 食物としての』 青空文庫
叡山筑波山の如きは無くもがなのものだといふ評さへ聞くが、こゝのは蓋し出來れば出來た方が婦女老幼のために甚大の利を餽ることにならう。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
× 活動写真の筋書のような、「近頃読んだもの」は無くもがなである。
— 「新青年」一九二五年一二月 『マイクロフォン―雑感―』 青空文庫
従って人はこれを無くもがなのものとしているけれども、他に代ってその機能を果たすものなきが故に、彼等は已むを得ずなおこれを購読しつつある。
— 桐生悠々 『科学的新聞記者』 青空文庫
○恋をする時、死なむとする時無くもがなの賢き頭よ烏羽玉の髪覆ひぬれども。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
該博な異本の知識を持ちつつ全体を博く見渡し得る氏の優れた力量を考えると、こういうポレミックなどは無くもがなの印象を与える。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
我々が生れながらに持っている能力以上の能力は、みなほとんど空な無くもがなのものばかりである。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
彼の余計な一言は、無くもがなだった。
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この会議は、無くもがなの内容で時間を浪費した。
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その昔、家には無くもがなの花瓶が飾られていた。
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