柳樽
やなぎだる
名詞
標準
lacquered sake barrel (often used at weddings and other celebratory events)
文例 · 用例
座の一隅には矮い脚を打った大きな折敷に柳樽一|荷置かれてあった。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
(註に曰く――座敷牢薬をのむに油断せず――柳樽――)御座りまするはお江戸の昔じゃ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
柳樽の中でもパリパリの名吟なんだ」 こう云うと正木博士は得意の色を鼻の先にほのめかしながら、片膝をぐっと椅子の上に抱え上げた。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
いかがでございます、時々は狂歌、都々逸、柳樽の類をおやりになっては。
— 黒業白業の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
『柳樽』に曰く「若旦那夜は拝んで昼叱り。
— 永井荷風 『桑中喜語』 青空文庫
此を要するに翁の川柳は、「柳樽」と云ふ江戸正調の郷土文学からは百里も二百里も隔つた地点で、フツ/\と燃え、沸つてゐたのだ。
— 正岡容 『大正東京錦絵』 青空文庫
すなわち、結納の目録に、昆布を「子生婦」と書し、鯣を「寿留女」と書し、柳樽を「家内喜多留」と書するの類は、みな文字によりて祝する縁起なり。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
例えば結納の目録に、昆布を「懇婦」または「子生婦」と書し、柳樽を「屋内喜多留」と書し、鯣を「寿留女」と書し、鯛を「多居」と書するは、みな縁起のよきを祝するのである。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
作例 · 標準
結婚式の披露宴で、大きな柳樽が飾られていた。
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鏡開きの際には、柳樽の蓋が威勢よく割られた。
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柳樽から注がれる日本酒は、格別の味がする。
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