未定稿
みていこう
名詞
標準
unfinished manuscript
文例 · 用例
が、いまの私には、さういふやうなことも一つの思ひ出になつたので、未定稿のままであるが、それをこの私記のうちに收めておくことにした。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
もし、この一編の覚え書きのような未定稿が、映画の製作者と観賞者になんらかの有用な暗示を提供することができれば大幸である。
— 寺田寅彦 『映画の世界像』 青空文庫
――(未定稿)一、辛いもの好きは辛いものを、甘いもの好きは甘いものを持参すべし。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
所詮破棄しなければならぬと決心するのであつたが間もなく二十日が過ぎ、三日、四日と経つて、そこここに滞在費が三月以来溜つてゐることなどを考へると、急に心臓が半鐘のやうに鳴り出し、夜々、その未定稿をつかんで、恰も芝居の忠兵衛さん見たいな煩悶に逆上せた。
— 牧野信一 『わが生活より』 青空文庫
わたしは観音崎の断崖へ駆け登つて、滑稽なる未定稿を実に爽々しく粉となし、雪のやうに空へ吹き飛ばした。
— 牧野信一 『わが生活より』 青空文庫
またわたしは未定稿を破り、やけ酒をあふつた。
— 牧野信一 『わが生活より』 青空文庫
未定稿としてあるがこれだけで充分まとまつてゐると思ふ。
— 六月創作評 『海浜日誌』 青空文庫
恐らくはマダ発表するを欲しない未定稿であったろうと思う。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
作例 · 標準
作家の死後、書斎から大量の未定稿が発見され、全集として出版された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
これはまだ未定稿の段階なので、内容が大幅に変更される可能性があります。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
未定稿を読み返してみると、当時の自分の迷いが文章に表れていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview