ぶらぶら病
ぶらぶらやまい
名詞
標準
lingering illness
文例 · 用例
電話で、新道の一茶屋へ、宮歳の消息を聞合せると、ぶらぶら病で寝ていたが、昨日急に、変が変って世を去った。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
去年の夏でござりますがの、喜太郎様が東京で御|贔屓にならしった、さる御大家の嬢様じゃが、夏休みに、ぶらぶら病の保養がしたい、と言わっしゃる。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」「何、病気だい、」「はあ、ぶらぶら病なんでございますが、このごろはまた気候が変りましたので、めっきりお弱んなすったようで、取乱しておりますけれど、貴方御用ならばちょいとお呼び申してみましょうか。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
大場は其の晩からぶらぶら病になって、間もなく送火を焚かれる人となった。
— 田中貢太郎 『葬式の行列』 青空文庫
お此はその後三月ほどもぶらぶら病で床についたほどであった。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
これは師匠も知っているだろうが、津の国屋の実子のお清さんがぶらぶら病いで死んでしまった。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
それが因というわけでもないでしょうが、井田さんはその後間もなくぶらぶら病いで床について、その年の十月にとうとういけなくなってしまいました。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
この姉妹がある年の秋のはじめ頃からだんだんに痩せおとろえて、いわゆるぶらぶら病いという風で、昼の食事も進まず、夜もおちおちとは眠られないようになったので、両親もひどく心配して遠い熊本の城下から良い医師をわざわざ呼び迎えて、いろいろに手あつい療治を加えたが、姉妹ともにどうも捗々しくない。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
作例 · 標準
原爆投下後、多くの人が原因不明の倦怠感に襲われ、当時はぶらぶら病と呼ばれていた。
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熱はないのに体が重くて起き上がれず、まるでぶらぶら病に罹ったかのようだった。
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あの被爆者は、何年もの間、いわゆるぶらぶら病の症状に苦しめられていた。
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